2019-06-14から1日間の記事一覧

明治十四年にはじまる松方正義の財政改革

「そのころ、ボロ買いや紙屑買いは、資金も技術もない零細民の職業としては典型的なものだった。饅頭など食品の小売りも貧民的な生産手段であり、大工や左官のような職人は、それよりも手がたい生業だった。」(同p.37) 「広い視野にたって考えれば、日本資本…

生いたち

・没落する小都市の職人の家の子として 「なおを身ごもったそよは、家計の窮迫を思って減児(堕胎)の心づもりであったが、姑の反対でなおを生んだという・・ 「そよは、つらいことは自分ひとりで耐えてひきうけ、まだごく幼いなおには母親らしい愛情を注意ぶか…